和梨のタルトを作ってみました。

 

原りんご園さんからいただいた。「なつしずく」という名前の梨をタルトにしてみました。

 

なつしずくは、夏の時期にとれる梨で、一番早い時期に収穫できます。

来年は桃のすぐあとに作ろうかと思っています。

梨も色々あって、豊水・幸水・二十世紀などあります。

今年は「なつしずく」という名前が気に入ったので、この梨を使おうと思い、何にすればいいかずっと考えていました。

けっきょくタルトにしようと言うことで、和梨のタルトをつくりました。

 

洋梨のタルトはよく知られていますが、通常はシロップ漬けになった缶詰の洋ナシを使います。

地元でとれるラ・フランスやル・レクチェを追熟させて使うと、香りや味はすばらしいのですが、どうしても柔らかくなってしまい、食感が無くなってしまいます。

そこで、和梨を使ってタルトを作ってみました。

 

そのままコンポートにしてタルトに使ってもいいですが、ワイン煮にしました。

綺麗な色にしてみたかったので、ロゼワインを使って、赤い色をつけるようにラズベリーを入れてみました。

ロゼワインにラズベリーを入れたシロップを作ります。

 

 

このシロップで梨を煮るんですが、今回はちょっと変わった切り方をしてみました。

輪切りです。

あと、花の抜き型で芯を取ってみました。なかなかかわいい形になりました。

 

 

梨が煮えたらシロップに漬けたまま一晩置きます。

なんだか梨じゃないように見えますね。

 

 

翌日はこんな感じになりました。

もっと赤い色になってくれると思っていましたが、普通の赤ワイン煮のようです。

やはりリトマス試験紙みたいなもので、どうしても青っぽくなってしまいますね。

レモンを入れると赤く発色しそうですが、このままでいきます。

 

 

タルト生地をしいてアーモンドクリームを入れた上に梨をならべます。

このくらいのせても、焼くと一体化します。

 

 

焼きあがりました。

梨をこの形に切ってタルトにしたら、ひとつヒラメイたことがあります。

近いうちに形にできればと思っています。

 

艶がけのゼリーを塗ってお化粧するとこんな感じになりました。

これから秋が深くなってくると、焼いたお菓子がおいしい季節になりますね。